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お勧めの本・CDなど。
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「考えてみたらなんでこの本を
今まで載せなかったんだろ?」 って思うくらい、私にとっては思い出深い本。 思いで深いというよりも… この本を買ったのは、音大の中の売店。 当時はまだそんなに さださんに入れ込んでたわけではなく(笑) セイ!ヤングなんてよく知らなかったし だから自分でも、 なんで(しかも2冊いっぺんに)買ったのか いまだによくわからない感じなんだけど^^; でもそういう出会いってのもあるのよね。 その後音大はやめちゃいましたが でもこの本のおかげで 音大中退後の道が拓けた、 と言っても過言ではないのです(笑) と書くと、 人生の道しるべになりそうなことが書いてあると 思わせてしまうかもしれないけど そういうわけじゃなくて この本に載せられているのは さださんがDJをしていた 「セイ!ヤング」に寄せられた葉書の数々。 ダジャレあり、小噺あり、川柳あり、 それから日常の中のささやかなできごとや 原稿用紙一枚分の小さなお話などなど そんな一見何でもない投稿。 だから、「これがどう道を拓いたの!?」 って思うかもしれない。 (どう拓いたかは、内緒^^) でも 「葉書」という小さな紙が運んだ たくさんの人の体温があります。 あったかい笑いがあります。 この記事書いてて、 人っていいなぁって、思っちゃいました^^ 今もとっても大好きな本の一つです。
母親と死に別れ、
預けられた店をお伊勢参りの名目で出され 一人ぼっちで丸海藩にやってきた 女の子「ほう」の物語。 なんとか優しい人々と巡り合いながらも なんだかんだで、何度も何度も別れさせられてしまう。 それでもめげずに懸命に生きていく。 いろいろな人の思惑や謀(はかりごと)の飛び交う中で ほうが出会った、 「鬼」「悪霊」と恐れられるある一人の人。 「ほう」は「あほう」の「ほう」がもとの由来。 ひどい名前をもらったものだと言われながら、 でも、見える人には見えるべきものが ちゃんと見えるものですね。 誰からも恐れられるその人から ほうはたくさんのことを教わり、 そして最後に贈り物が…。 切なくて、あったかい物語です。 読む時はぜひ ハンカチやタオルをご用意ください。
だじゃれっぽいかも。
「しかもふいづの好きそうな…」 と思った人、手ぇ挙げて~(笑) でも内容は本当に真剣です。 とても。 高校の時、同級生のあることがきっかけで 中退し、“心の病”を抱えた主人公が ある仕事に出会い、病から抜け出していく… と書けば、とてもすてきな物語のようだけど 人の心の脆さや危うさや ぞっとするような悪意、 そんなものも、出てきます。 でも、それでも めげずに壊れずになんとかやっていけるだけの 人の良心や良気もこの世にはあるものでして。 気持ちが疲れたら 「元気ですかぁ~!」 って自分に言ってみよっかな(笑)
言わずと知れた、
手塚治虫さんの大作。 生きるってなんだろう 死ぬってなんだろう 命ってなんだろう この世でのことって 命にとってなんなんだろう なんで苦しみや悲しみが なくならないんだろう どう生きたらいいんだろう 読み返すたびに 言葉にならない深いところで そういった疑問に 向き合ってくれるような感じがします。 物心ついたころには黎明編が家にあって、 物語はわからないけど、 手塚さんの動物の絵が好きで よくパラパラ眺めてました。 それが「火の鳥」との出会い。 そして小学校高学年ごろに読んだ鳳凰編が 私にとって仏教や宗教思想への 入り口だったかもしれない。 どの話が何編だったか だいたい覚えてしまうくらい、 読み返しました。 と、書いて、 無自覚に結構この本に 影響受けてるかも…と 今さら気が付きました。 たくさんの人に、 ぜひとも読んでみてほしい漫画です。
どこにでもいるような、
もしくはどの子も自分の中にいそうな、 そんなひとりひとりと 「みんな」や「友だち」をめぐる、 10編のものがたり。 読みながら、 私の友達と自分とのことを考えました。 いろいろ思うと、時々、友達のことを 「友だち」という言葉で言うのが なんだか窮屈なような気が することがあるのだけど それはたぶん「友だち」っていうのが 家族、教師、同僚、そんな言葉では表せなくて 自分にとっては「知り合い」よりも大切な人を、 ほかの人とも共通の言葉で どうにかこうにか言い表すための 代名詞みたいな言葉だからなのかなぁ、 なんて思いました。 しずかであたたかい物語。 最終章、なんだかやたらに泣かされました。 「みんな」に迷っている人は 読んでみるといいかも。
借りて読んで、すっかりはまったマンガ。
こういう、妖怪とかあっちの世界絡みとか 手塚治虫さんの「火の鳥」みたいなのはけっこう好き。 でも、おどろおどろしいだけのとか、 あっちの世界の住人が人間を襲ってそれを一方的に退治する、 みたいなのはあまり好きじゃなくて あと、ホラー映画もご勘弁だけど、 こういう、妖怪にもなんだかおっちょこちょいのがいたり いろんな思いがあったりして、あったかさがある、 っていうようなのはけっこう好きです。 物語は、高校生の少年が主人公。 彼も「見えてしまう」人で、 お祖母さんの遺品として受け取った「友人帳」、 その中にある名前を妖(あやかし)に返していくのだけど その日々の中でいろいろな妖と関わります。 律儀な妖、ヘンだけど実は優しい妖、 悲しみや憎しみから悪霊になってしまったり、 悲しさ募って物の怪になってしまったり、 妖と人間の命の長さの違いでの別れがあったり。 そんな妖と人との思いの交流やすれちがいや…。 そんないろいろが織りなす物語の数々。 時々ほろりと泣かされます。
言わずと知れた三浦綾子さんのデビュー作。
十数年ぶりに読みましたが、 ついぐいぐいと読ませる文章と展開で 上下巻、あっという間に読了。 人というのは 不安や嫉妬や、自分の都合の良いように物事を捉えてしまう癖、 (意識的にでも無意識的にでも) ちょっとした行き違い、誤解、思い込み、というような 誰にでもあるようなこと、起こるようなことが絶妙に重なると 本当に脆く危うくなってしまう生き物なんだな、 なんて思います。 さすがに、浮気疑惑のあてつけに娘を殺した犯人の子を育てさせる、 なんてことは滅多に起こらないとは思うのだけど もっと小さな形でのことは、日常的にあると思う。 誰だって人の不幸を願う人にはなりたくないだろうけど 惚れた人に相手がいたら、 「別れてくんないかな」なんて思うのは、よくあることだし。 そんな人の心の綾やすれちがいの描写が絶妙。 多分、きれいなだけでは生きて行けないのが人なんだろうけど 自分の醜さに出会うことを恐れていてばかりでも 生きては行けないのかなぁ。 最初に読んだ時は、今よりもずっと 人の心の動きの切なさもわからなかっただろうし なんとか正しくきれいに生きて行きたがっていた年頃だと思うけど どんなことを感じたか、 あの頃の自分と話して見たい気がしました。
友達が教えてくれたある本のあとがきに出て来た、
田口ランディさんのエッセイ。 それをきっかけに、今、田口ランディさん読みまくってます。 ランディさんの文章や感じ方のセンスが、 私にはとてもフィットして 安心して読んでいられて、それでいてわくわくする。 電車で読んでいて、乗り過ごすんじゃないかと思いながらも 目が離せなかった^^; 読んでて、とても安心感があるのは ランディさんが書いているのが 「結論」や「答え」ではないから、かもしれない。 むしろ迷いや失敗や「わからない」ということも含めて 「考えたこと、感じたこと、体験したこと」で それもご自身で自分の心や頭や体で 考えたこと感じたこと体験したことを書いているから、 「答え」でなくても何かが伝わってくる。 「主張」とも違うけど、何かが伝わってきて、 その伝わり方や言葉が、なんだか安心していられる、 という感じなのです。 そんなやわらかなエッセイ。
物語は、遣唐使として空海さんが唐に渡る所から始まります。
そしてそこでいろいろな人と出会い、 起こる怪異を追ってるうちに 様々なその怪異が遥か昔の恋や人の想いから 脈々と連なってきたものだとわかる… という、なんとも壮大な話。 迫力があって、登場人物の配置も面白くて、 全4巻という長さもあまり感じさせず、ぐいぐい読ませます。 「陰陽師」同様、多少おどろおどろしいですが 物語の全体が表現していることは とても優しいもののような感じが、私はしました。 そういう意味では、「陰陽師」が好きな人は、 読んでみるといいかも。 (空海さんと友達の関係も、 なんだか安倍清明と源博雅の関係に似てます^^) そして物語もさることながら 空海の口を通して語られる 仏法から密教、?教(←文字出ません。拝火教のこと。)のこと、 般若心経のことや仏教の「空」のこと人の存在や心のこと ひいてはこの世やこの宇宙のこと・・・。 そんなあれこれがなんとも面白くて感動的で 読んでてうれしくなってしまいました。 「哀しみも永遠のものではない、 それを知った時に、人は哀しみすらもともがらとして 生きていくことができる」(3巻) というようなくだりが印象的でした。
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